外観①
正面ファサード。設計コンセプトの一つでもある『凹凸感』を強調し、重厚感のある外観デザインとしました。
外壁は豪雪地域での耐久性を重視し、ガルバリウム鋼板をメインにし、アクセントとして寒冷地仕様の窯業系木調サイディングを取り入れました。
外観②
落雪式屋根は4/10以上の勾配を必要とするため、今回のような片流れデザインにすると妻部分(おでこ部分)が広くなり間延びしたデザインになりがちです。その間延びを防ぎ外観バランスを整えるために外観正面を門型に囲い、垂れ壁を付けることでスマートな印象を持たせた外観に仕上がりました。
外観③
窓ライン、換気口の位置を極力揃えることで、「整った」印象をもたせるように工夫しました。
内観とのバランスもあるため、苦労しましたが、綺麗に納めることができました。
リビングから妙高山を眺められるように大きな窓を採用しました。ここからの景色は採光でした!
キッチンからリビングダイニング。
リビングに入る際、キッチンが対面式のため、丸見えにならないよう目隠しスクリーンを設けました。
対面式キッチン。
カウンター高さを少し高めにし、シンクが見えないように工夫しました。
LDKはより広々と感じるように計画、設計しました。窓も腰高窓をメインとし、家具配置等がしやすいようにしました。
テレビスペースには間接照明を設けて、テレビに反射しないようにしました。
一面だけアクセントクロスとし、コストをかけず、空間にメリハリをつけました。
梁材は化粧張りとし、塗装しました。空間の良いアクセントになっています。
キッチンカウンターの人大は、熱に強く、熱いままの鍋をそのまま置いても焦げ目がつかないのが特徴です。
キッチンはシンク内まで全て人大。ステンレスに比べ細かな摩擦傷がつきにくく、熱にも強いです。
風除室内。
白い壁にすることで、より明るい印象になりました。
玄関ドアは、斜めに配置し、空間をより有効に利用できように工夫しました。
風除室の窓はできる限り大きめものを採用。
階段を全て囲む風除室は暗くなりやすいため、明るい空間になるよう配慮しました。
MGEO-Nの設置の様子がわかるようにむき出しに。(見学会用のため、後で塞ぎました。)
階段は圧迫感を和らげるため、蹴込板を白色にしています。
玄関収納側の壁は、アクセントにエコカッラトタイルを採用。一面だけ素材を変えることにより最小限のコストで演出を図りました。
キッチンに隣接してウォークインクロゼットを配置。
食品庫として収納としてより使いやす配置としました。
インナーバルコニー。
雪や雨の日でも、天候に関係なく物干しができます。
お施主様のご紹介
設計段階から外観、内観各スペースを平面、立面図面だけでなく、パースにして表現していただくことでイメージがわかりやすく、スムースな打ち合せができました。要望もしっかりと反映してくれていて、大変満足しています。ありがとうございました。
建物のはなし
敷地からの妙高山の眺望が抜群の立地だったため、各居室から妙高山を望める設計をしました。 その中でも、特に雪対策を徹底して考え、下屋面積は最小限に抑え、掃出窓を極力少なくし、バルコニー(ベランダ)はインナーバルコニーにする等冬場、いかに雪で苦労でせず快適な生活ができるかを考え細部まで配慮を図りました。 また、外観デザインについても凹凸感を出すデザインとし、重厚感を増す工夫をしました。 高床式+落雪式屋根の住宅における機能とデザインの両立を目指し設計した住宅になります。
所在地 | 妙高市 |
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家族構成 | - |
延床面積 | - |
竣工 | - |
設計 | - |
施工 | - |
構造形式 | ■木造 □その他 |
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